免疫の本質はコミュニケーションにあり?!

おはようございます。
セルフメンテナンス協会の長沼敬憲です。

コロナ自粛モードも一段落し、
世の中も少しずつ動き出していますね。

これから大事になってくるのは、
生き方のリズムを「自分軸」にシフトさせていくこと。

自分軸とは何か?
それは「自分のために生きる」こと。
と言っても、エゴを優先するということではなく、
自分と自分を取り巻く「つながり」を意識する。。。

そのつながりの中心にいるのが自分です。
自分の感じ方、とらえ方、生き方。。。
自分次第でこの世界のありようはいくらでも変わっていきます。
食を見直し、体を整え、心を整え、
これまで以上に「自分」を大事にしていきませんか?

僕たちはこの世界のなかで生き、
様々な「ヒト・モノ・コト」に出会いながら、
たえず変化していく存在です。

たとえば、コミュニケーションと言うと、
普通は人と人のやりとりが思い浮かぶかもしれません。
でも、何かを食べることも、
食べ物と自分自身のコミュニケーションです。

もっと言えば、体内に菌やウィルスが侵入して、感染することも、
コミュニケーションの一部。
いい出会いもあれば、悪い出会いもある。笑
そして、悪い出会いがいい経験につながることも珍しくありません。

すべてが「つながり」のなかで起きています。
このつながりをプラスに変えるにはどうしたらいいでしょう?

コミュニケーション力に長けた人というのは、
相手との距離を上手にとり、
過剰なストレスを被らない感覚を身につけていますよね?

ポイントになるのは「距離感」。

物理的な距離もそうだし、心理的な距離もそう。
距離感を「間合い」と言い換えてもいいかもしれません。
この間合いがほんの少し変わるだけで、
人は不快さを感じ、ストレスに悩まされるようになり。。。
体のあちこちで炎症が起こります。

心理的な負荷にとどまらず、実際に体が「炎上」するのです。
その結果、細胞が劣化し、機能が低下し、
慢性的な体調不良に悩まされたり、病気になったり。。。
人によっては心が病んでしまったり。。。

上手に対処していけないと、
心と体が「ダークサイド」に堕ちてしまいます。

気をつけたいのは、嫌な人、苦手な人がいるから、
悩みが生まれるわけではないということ。
相手との距離の取り方がうまくいかないから悩みが生まれるんです。

なぜこうした話をしているのかというと、
「体のなかの免疫の働きも、こうした対人関係とよく似ている」
とつねづね感じているから。

免疫を「体に不要なものを排除し、病気を防ぐ仕組み」
と理解している人が多いかもしれませんが、
ストレスが過剰に働いている時も、
免疫は体内で炎症を起こし、病気の原因をつくります。

病原菌やウイルスだけが「敵」なのではありません。
ストレスフルに生きていると、
免疫の働きが自分自身の細胞に向けられるのです。

そもそも、体内に取り込まれ、
共生を始める菌たちも無数にいます。
その代表が腸内細菌ですよね?
腸内の悪玉菌をなぜ免疫は攻撃しないのでしょう?

ウイルスにしても、
気づいていないだけで体内にたくさん共生しています。
この共生したウイルスは「キャリア」と呼ばれますが、
すべてが免疫の攻撃対象になるわけでも、病気を起こすわけでもありません。

要するに、問題は自分の側にあるのです。

過剰なストレスで生き方のバランスが崩れていると、
菌やウイルスが増殖しやすくなり、
免疫細胞(白血球)は炎症物質を出して攻撃を始めます。

その点はよく知られていますが、
ストレスが慢性化するだけでも、
自分自身の細胞が免疫の攻撃対象になるわけです。

どちらにしても体に炎症が起きて、
それが様々な体調不良、病気につながっていく点は同じです。
ストレスが介在している点も似ているでしょう。

この点をふまえれば、免疫は炎症を起こすことで、

「いま、バランスが崩れていない?」
「生き方のリズムを失っていない?」

と問いかけてくる、
センサーのような役割があるのかもしれません。

「◯◯を食べると免疫力が上がる」
といった言い方をされることがありますが、
そもそも食べることもストレスと密接に関わり合っています。

どんな状態で何を食べるか?

そこが大事だとわかれば、成分やカロリーではなく、
食べものとのつきあい方、
つまり、コミュニケーションが大事なのだと見えてきます。

この世界は、すべてがコミュニケーションの現れ。
言い換えれば、関係性のつながり(縁)のなかで、
僕たちは生かされている。。。

そうした点をふまえ、
僕自身が本づくりを通して体系的に学び、
身につけてきた学問領域を、

「生体コミニケーション論」

と呼ぶようにしています。
この世界は、ミクロからマクロまですべてが同じ構造で成り立っています。
膜(境界・間合い)を挟んでコミニケーションが生じ、
そこで喜び、苦しみなどの「感情」が起こります。

人はこの「感情」を通じて何かを生み出し、社会を変えていきます。
この人と周囲の関係性のなかで生まれるもの、
それは「創発」と呼ばれています。

体の中はひとつの宇宙です。
もちろん、体の外にも宇宙は無限に広がっています。
体の中で起きていることと、外で起きていること、
ウチとソトはつねにつながっています。

時にパンデミックを起こす菌やウイルスたちは、
失われた調和、リズムを取り戻すため、
僕たちにバランスの大切さを教えてくれているのかもしれません。

身体はつねにバランスを求めています。
頭だけがそのバランスを崩し、自分を壊そうとまでします。
頭から体、脳から腸へとシフトすること、
体の重心と意識の中心を合わせること、
そこにヒトという生き物の「生きるテーマ」がひそんでいるのです。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/06/11配信)より転載