「ホメオスタシスがフロー/ゾーンの正体?」

今回のテーマは、
「フロー/ゾーンに入るためのファーストステップは?」
です。

「フロー」とか「ゾーン」という言葉、
耳にすることがありませんか?

フローは、ミハイ・チクセントミハイという
心理学者が生み出した概念で、
細かい定義はありますが。。。

「自分のしていることに完全に没入し、 なおかつ、ポジティブな方向に能力が発揮できている意識状態」

という感じにとらえたらいいでしょう。

一方のゾーンは、スポーツなどでよく使われている言葉ですが、
意味合いはフローと基本的に変わりません。
ゾーンに入る、入った。。。みたいな言い方がされていますね。

このほかに、若干ニュアンスは異なりますが、
何気ない日常のなかで、不意に、

「何とも言えない幸福感」

に包まれるような経験ってありませんか?

こちらは、ピークエクスペリエンス(至高体験)
と呼ばれることが多いようですが、
普段とは違う意識状態である点は重なりますね。

フロー ゾーン ピークエクスペリエンス

どれも、そんな状態を味わってみたい!
という憧れみたいなものがあるでしょう。

今回、そうした意識の状態をテーマにしたのは、ずばり、

【セルフメンテナンスの先に待っている世界】

でもあるからです。

そもそも、何のために身体を整えるのか?
 
病気にならないため? 体調不良を改善するため?
もちろん、それもあるでしょうが、すべてではないですよね。

身体が整うということは、
体のコリや痛みがとれたり、お通じが良くなったり、
数値が改善されたりするだけでなく。。。

これまで繰り返しお伝えしてきたように、
心(感情)のほうも一緒に変化していきます。

むしろ、心の変化のほうが大事かもしれません。
心が穏やかで、安定することが、

・発想を柔軟にし、判断力が身につく。 ・不安が減り、迷わずに行動できる。 ・自己肯定感が高まり、将来に希望が生まれる。

こうした変化に結びつくことが多いからです。

そう、体を整え、心を安定させていくことで、
フロー/ゾーンに入りやすくなるのです。

いや、そうは言っても、
特別な感性や才能を持った人が体験できるものなのでは?

と感じた人もいるかもしれません。

もちろん、ある種の感性は必要です。
実際、教わらなくても、スッとフローになれる人もいるでしょう。

でも、それは新たに身についた能力というより、

「これまで持っていたものを捨てることで、 おのずと湧き上がってくるもの」

その持っていたものの多くは、頭の中で生み出されます。
たとえば、迷いとか、悩みとか、心配とか。。。
こうあるべきだという規範とか。。。

それらが一切なくなるとか、解消されるということではなく、
何かの拍子にふっとそこから抜け出せ、

あれ? どうしたんだろう?

と我に帰ったように感じる瞬間、
それがフローやゾーンであったりするわけです。

かえって難しそうだと感じたかもしれませんが、
ここで先ほどの話を思い出してください。

そう、体を整えることで、心も安定する。。。

ヒトは食べて、出すことで、
心地よさ(快・不快)を感じるようにできていますね。

シンプル・イズ・ベスト!
悩みのゾーン(?)に入ってしまった時は、
この「流れ」をスムーズにすることを考えていきましょう。

大事なのは、フローをつくろう、つくろうと思うことではなく、

「フローが生まれやすい条件」

を少しずつ増やしていくこと。
努力をしなくても、むやみに頑張らなくても、
気がついたらフローになっていたような身体の状態をつくること。

むしろ、頑張らないでも能力が発揮できる状態をつくること。

そのキーワードとなるのが、「ホメオスタシス」です。

皆さんにまず「腸活」をおすすめしているのも、
このホメオスタシス(恒常性)という身体の働きが深く関わっているから。

「身体のなかにフローをつくる」

とイメージしてもいいかもしれません。
そのためにどうしたらいいか。。。

次回のメルマガでは、今回の続きとして、
「ホメオスタシスがフロー/ゾーンの正体?」 をテーマにお届けしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/07/16配信)より転載

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