「病気の大半は“奇妙な感染症”と呼ぶべきものでしょう」(佐古田三郎インタビュー②)

■ピロリ菌、リーキーガット、SIBO

——では、改めて「食」について伺いたいと思いますが、ここに関わってくるのが、菌の存在ということですね。先ほどピロリ菌の話が出ましたが、先生の本では、ピロリ菌のほかに、リーキーガットとSIBO(シーボ)も取り上げられています。

佐古田 リーキーガットについては、いろいろな論文が出ています。文献では「小腸の透過性の増大」という言葉がよく使われていますね。

——リーキー(leaky)が漏れる、ガット(Gut)が腸なので、腸粘膜に穴が開き、分子の大きな食べ物のカス、化学薬剤などが血液中に入り込んで、代謝不良、アレルギーなどを引き起こすことになると言われています。

佐古田 この点で有名なのが、アフリカの子どもと比べてヨーロッパの子どもになぜアレルギー疾患が多いのかという議論です。アフリカの子どもはイモ類をよく食べるため、食物繊維の摂取量がとても多い。そのおかげで、食物抗原(アレルギーの原因となる食材)が「タイトジャンクション」から入ってこないため、食物アレルギーが防げているのではないかということです。

——タイトジャンクションというのは、腸の粘膜を構成している細胞と細胞の結合部分のことですね。ここが崩壊し、弱くなってしまうことを「腸に穴が開く」と呼んでいるわけですよね。

佐古田 はい。もちろん、そうやって穴が空いてしまえば、未消化の食べ物だけでなく、細菌の侵入も増えてくるだろうと言われています。

——食べ物の栄養を取り込む小腸から、病原菌なども侵入していってしまうということですね。食物繊維の摂取が必要になるのは、一般に言われているような便秘の問題にとどまらない感じがします。

佐古田 (タイトジャンクションを形成している)腸管上皮の細胞のエネルギー源として、最近では「短鎖脂肪酸」が注目されていますが、これは腸内細菌が食物繊維を分解することで分泌されるんですね。ですから、食物繊維をたくさん摂っているとタイトジャンクションも丈夫になります。

——菌のエサになるだけでなく、小腸をつくっている細胞のエネルギー源にもなるわけですね。なんだかすごいつながりです。

佐古田 (食中毒を引き起こす)Oー157もこのタイトジャンクションがしっかりしていれば怖くありません。逆に、タイトジャンクションがゆるむとOー157も入ってきてしまいます。

■「朝のアンパン」がなぜ問題になるのか?

——リーキーガットの一番の原因として、精製炭水化物(精製糖質)の摂りすぎが問題視されています。たとえば、精製した小麦とか砂糖を使った食品ですね。「グルテンフリー」という言葉も最近は聞かれますが、やはりこうした食事が、リーキーガットに関係しているとお考えですか?

佐古田 はい。公園にぶらりと出かけて、お子さんが遊んでいるのを見ていたりすると、私などの時代と違って、スナック菓子を一袋丸ごとその場で食べてしまうというひどい光景を見ます。

——確かに多いですね。

佐古田 もともと精製炭水化物の摂取の多い、ハンバーガーを食べてコーラを飲むというような食生活をしていると、リーキーガットになりやすいんです。

——現代人の食事の問題点が、そこに集約される面もあるわけですね。

佐古田 子供たちだけでなく、私くらいの年代の方でも朝は甘いドーナツを食べて、清涼飲料水を飲んでという話をよく聞きます。そういう食事を平気で続けている人を見ると、正直、「どうぞアルツハイマー病になってください」と私などは思ってしまいますね。

——ご専門であるパーキンソン病の患者さんも、朝にアンパンとか甘いものを食べるケースがとても多いとおっしゃっていますね。お年寄りだから和食が多いというわけではなく、食べやすいパン類につい頼ってしまう。

佐古田 パーキンソン病の方は手が不自由な方も多いので、トーストを焼くということすら面倒くさい。ですから、「牛乳に菓子パン」という人がどうしても増えてしまうんです。そこから改めていかないと、症状はなかなか改善されません。

——もともとパーキンソン病の方に多い症状として便秘が挙げられていますが、それも腸と食の関係によるところが大きいとお考えですか?

佐古田 それもあると思いますが、腸管神経叢のなかにレビー小体ができることでぜん動運動に障害が起きるため、どうしても便秘は増えます。

——なるほど。リーキーガットの問題としてとらえると、お年寄りやパーキンソン病の方に限らない話だと思います。もう一つのSIBOについてはどうでしょうか?

■小腸で菌が異常増殖すると

佐古田 SIBOは「小腸内細菌異常増殖症」と呼ばれていますが、もともと小腸は免疫応答する場所ですから、菌はあまりいません。腸内細菌の大部分は大腸で棲息しているわけですが、消化吸収を担う小腸で異常増殖が起こると食事から摂取した栄養素が菌たちに食べられてしまったり、パーキンソン病の場合ですと、中性アミノ酸であるドーパなどを分解したり、様々な弊害が出てきます。

——先生の話を伺うまで、免疫細胞(白血球)が集結している小腸で菌が異常増殖するなど、考えたこともありませんでした。

佐古田 小腸は空腸と回腸に分かれていますが、(大腸に近い)回腸の末端には弁があって、大腸の菌があまり上がってこられないようになっています。その回腸の末端部に「パイエル板」と呼ばれている集合リンパ小節があり、免疫を担うリンパ球が集まっています。なぜそこで集合しているのかという点も興味深いと思いますね。

——先生はどうとらえておられるんですか?

佐古田 パイエル板ではIgAと呼ばれる分泌性の抗体がつくられ、不要な菌を殺したり、共生菌などの侵入を防いだりしています。IgA抗体は、代表的な抗体であるIgGに比べるとあまり重視されていませんが、一日に生産される抗体のなかでもっとも量が多いことで知られます。

——IgA抗体の多くは、小腸で生み出されるんですよね。

佐古田 lgAは粘膜で産生されますが、腸での産生が最も多いです。小腸は「欲しいものは入ってもらう」が「欲しくないものは入らせない」という微妙なバランスが求められる場所なのでしょう。

——その小腸で異常増殖した菌が、リーキーガットのような穴から体じゅうに漏れていく?

佐古田 はい。高齢者の病気の大半が先ほど話した「奇妙な細菌感染」だと仮定するならば、「どこかから菌が入ってくるのか?」ということになります。そのひとつの大きな要因がリーキーガットと呼ばれていて、普通は通れない大きな分子が(体内に)入ってしまうということになります。

——ここに精製糖質の摂りすぎがからんでくるとすると、高齢者のみならず、あらゆる世代に該当する話ですね。最近では「糖質制限」が注目されています。先生は、糖質そのものを制限するという考え方についてはどう思われますか? 

■「糖質制限食」より「日本の伝統食」

佐古田 「糖質」「炭水化物」という言葉で、すべての食材を一括りにするのは難しいと思いますね。「白米」と「玄米」を同じレベルで議論することになりますから、いろいろと矛盾は出てきます。あまり「糖質」という言葉にとらわれず、「食材を選ぶ」という観点で考えたほうがいいと思います。

——糖は菌のエサになることで発酵食品にも変化しますから、すべてマイナスにとらえることには疑問があります。

佐古田 そうですね。発酵食品というといまではヨーグルトばかりが注目されますが、どれくらい食べればよいかわかっているわけではありません。動物性脂肪の摂りすぎのリスクもありますから、納豆、味噌汁、甘酒、ぬか床、梅干しなどで摂っていくほうがいいかなと思います。

——なぜ注目するようになったのでしょうか?

佐古田 私としては、ピロリ菌などの菌がどのようにして体内に入るのかということを突き止めたいわけですが、その一方で、予防策として「共生菌を増やす」ことにも注目しています。つまり、外敵がいるところに中間層をたくさん配置すれば、その一種類の外敵は異常増殖することはできなくなるという考え方です。

——除菌というと抗生物質がまず考えられますが、こちらは共生菌をむしろ殺してしまうリスクがあると考えられていますね。

佐古田 「意見の多様性」「民族の多様性」「腸管神経叢の多様性」など、多様性という言葉をキーにすると、発酵食品の大切さが見えてくると思います。たとえば、皆さんが食べているパンはサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)という酵母で作られていますが、天然酵母ではないですから、その酵母のみを毎日大量に食べることになりますね。そうすると、腸管免疫が異物と認識することで、パン酵母抗体がつくられます。

——単一の酵母によって免疫の誤作動が起こりやすくなるわけですね。

佐古田 事実、それが潰瘍性大腸炎の診断基準にもなっていますから、私はパンであれば天然酵母のパンを食べるようにしています。要するに、腸内細菌に多様性があることが大切なんです。毎日同じパン、同じ菌だけが腸内に大量に入ってくるというのは、じつは危険ではないかと思っています。

■腸内細菌の全容はつかみきれない

——腸内細菌というと、乳酸菌の仲間が「善玉菌」と呼ばれて重視されていますが、腸内の共生菌はそれだけではありません。様々な働きをする多種多様な菌がバランスよく共生している状態が良いということですか?

佐古田 正直、腸内細菌の働きについては、まだまだ明らかな結論を出すのが難しい状況です。たとえば、歯周病の原因として歯肉炎を起こす菌(Porphyromonas gingivalis)が犯人だろうと長い間思われていましたが、どうやら単独犯ではなく、いくつかの菌が集団で作用して歯の骨を溶かすということがわかってきました。腸内細菌はもっと多種多様ですから、一つや二つの菌について議論しても答えは出てきません。

——腸内細菌の全容を把握するのは至難の技かもしれません。

佐古田 ですから、私としては長年の経験的実証として、私たちの先祖が食べてきたものを信頼するのが一番いいのではないかと感じています。

——この点は、糖質制限をすすめる先生とは違いますね。日本の伝統食が腸に優しい食事であり、リーキーガットの予防に適していると考えてよろしいでしょうか?

佐古田 他の先生と意見の違いもあるかもしれませんが、私は患者さんが普段できそうなことをおすすめするようにしています。そもそも、これが絶対によいと言ってもできない人もいますよね? たとえば、患者さんの治療で一番難しいのは、独居の男性です。自炊をすすめても無理だからと外食に頼る人が多いですから、「できることから一つでも実践していきませんか?」とお願いしています。

——なじみやすい日本の伝統食をすすめるのも、そうした背景があるわけですね。病院では食事療法にどのくらい取り組まれているのですか?

佐古田 私の独断といいますか、じつは病院の倫理委員会を通さずに800キロカロリーの少食を何人かの患者さんに実践していただいたことがありました。4日間ほどの無理のない実践だったのですが、ヨダレはだいたい半分に減り、不整脈もかなり良くなり、夜間徘徊も少なくなりました。さらに、運動症状が改善される方もおられました。

——パーキンソン病の患者さんにそれだけの改善が見られるというのは、すごいですね。

佐古田 倫理委員会に出すと「何日やればいいのか」といった細かい話になり、いろいろと大変なんです。私は体重やケトン体の発生をチェックしながらやればいいと思っていたのですが、ややこしいんですね。

■少食に切り替え、パーキンソン病も改善

——ケトン体という言葉が出てきましたが、糖質制限した場合もこのケトン体をエネルギー源にしていると考えられています。先生の場合は、少食、断食を通して脂質をケトン体に変換させ、有効活用することをすすめている感じでしょうか?

佐古田 赤ちゃんが離乳食になると、ケトン体からブドウ糖に神経細胞のエネルギーは変換されるわけですが、それまではケトン体を脳のエネルギーにしています。糖質制限食のように、ご飯を減らして、肉、卵など何でも食べていいという食事が良いとは思いませんが、糖を減らせば確かにケトン体は出てきます。

——ケトン体は、エネルギー源以外に体にどんな作用をするのですか?

佐古田 交感神経に働きかけ、そのスイッチを切って緊張をほぐしたりする作用も知られています。活性酸素を抑える遺伝子を網羅的に活性化させるという論文もありますね。

——先生の場合、一日800キロカロリーが目安ですから、三食が各200〜300キロカロリーになるわけで、相当な少食ですよね。こうやって食べる量を減らすだけでパーキンソン病の回復が見込めるというのも驚きです。

佐古田 食べるボリュームだけに着目して研究したことはないですが、少食の効果というのは、単にケトン体が出るとか、インシュリンが出て時計遺伝子が活性化されるといった変化だけではないでしょうね。単純に、老化して弱ってきている胃腸を機能回復させるためにすすめているところもあります。

——少食に限らず、食事療法全般の効果についてはどうでしょうか? 

佐古田 たとえば、どんな食事を摂るとアルツハイマー病やパーキンソン病になりやすいかを調べた疫学データがありますが、どちらの病気に対してもほぼ結論は同じです。動物性脂肪や動物性タンパク質、あるいは白砂糖などが良くない食材のなかに入っています。良いものとしては野菜類が多いですね。鶏などの家禽類は一応OKな食材、ヨーグルトもリスクにはならないと考えられています。

——食事のスタイルについては?

佐古田 アメリカの論文に、あるパーキンソン病患者さんに食事療法を実施して6ヶ月で改善したが、もとのウエスタンスタイルの食事に戻したら病状ももとに戻った。そしてまた食事療法を実践すると改善したというケースレポートがあります。その食事療法で使用したのがブラウンライス、つまり玄米です。基本的に玄米に野菜をたっぷり、動物性脂肪は徹底して控えるというものです。このレポートをふまえると、昔ながらの日本の食事で改善したとも考えられます。

■時計遺伝子、脳、内臓のつながり

——そこでもう一つ先生が注目されているのが、「時計遺伝子」ですね。食べ物の量や栄養ではなく、生体リズムと食べ物の関わりも重要だとお聞きしています。生体リズムに関しては、光との関係も無視できないと思いますが……。

佐古田 光に関しては、目に光を当てることが一つのポイントでしょうね。たとえば、ネズミの目は視神経が交差していますが、人は半分非交差なんですね。この交わるところの上に「視交叉上核」と呼ばれている場所があります。ここにマスターの時計遺伝子が内蔵されていて、光が当たることで時計遺伝子がリセットされるわけです。

——マスターの時計遺伝子に加え、身体中の一つ一つの細胞にも時計遺伝子は内蔵されていると言われていますね。

佐古田 指揮者(視交叉上核)のタクトで各臓器の演奏が調和していくと、生体リズムが回復し、私たちの身体は健康をキープできるという考え方です。

——時計遺伝子をキーに、脳と内臓がつながっているわけですね。

佐古田 それがどう関わっているかという点はまだ謎めいていますが、このつながりを理解すると面白いことが見えてきます。たとえば、肝炎にかかると肝細胞に炎症が起こり、内蔵された時計遺伝子はいったんバラバラになります。肝炎の治癒に1ヶ月ほどかかったとしても、じつは炎症自体は2週間ほどで治まり、後は時計遺伝子が整うのに1ヶ月かかっているという考え方も成立するんです。

——炎症が治まっても、それだけでは治癒につながらないということですか?

佐古田 一つ例を挙げると、骨は夜に作られると言われていますね? それが、無呼吸になると睡眠時間がずれてしまうため、細胞の時計遺伝子がバラバラになり、みんなで骨を作るという作業ができなくなります。だから、骨粗鬆症になりやすい。

——生体リズムが狂うことによって骨が形成されにくくなり、その結果、骨粗しょう症が起こるわけですか。これを肝炎の場合に当てはめると……。

佐古田 時計遺伝子が調和せず、肝臓の細胞が仲良くみんなで仕事をしてくれないと、肝機能も回復せず、血液検査をしても数値が落ちてきます。このあたりをヒントに、「夜間頻尿も腎臓の細胞の時計遺伝子が乱れることで起こるのではないか?」と調べたところ、海外に論文が一つありました。

——様々な病気の発症に関わっていそうですね。

佐古田 いまはまだ市民権が得られていませんが、「時計遺伝子を揃えさえすれば病状も良くなる」という考え方は、今後様々な形で出てくると思います。

リズムの乱れが病気を起こす

——概日リズム(サーカディアン・リズム)という言葉があるように、我々の生体リズムはほぼ24時間周期で刻まれていると言われています。そうやって自然と同調しながら生きているため、いろいろな形で生活リズムが乱れると、このリズムと同調できなくなってくるわけですね。

佐古田 はい。夜更かししたり、朝寝坊したりしても概日リズムは崩れやすくなりますが、そうした生活リズムの乱れだけでなく、リーキーガットで細菌の細胞壁(エンドトキシンなど)が肝臓に入ると肝臓の時計遺伝子が乱れますし、いろいろな乱れ方があります。年配者が1週間まったく外出しないことでも乱れたりもします。

——食事との関係もあると思いますが、「朝食を摂ることで時計遺伝子のスイッチがオンになる」と言われていますね。 

佐古田 食事の場合は、すい臓から分泌されるインシュリンが体内時計を整えると考えられています。ただ諸説があって、朝食をきちんと食べ、インシュリンが効率よく働くことがリセットの一つになることは十分に考えられますね。

——朝起きてカーテンを開き、光を浴びるということと同様、何かを食べ、消化管が働くことも時計遺伝子のリセットにつながる。生きるということそのものが、リズムのなかにある印象ですね。

佐古田 おそらく、皮膚にも消化管にも目にも耳にも、いろいろなところにリセットの窓があるんだろうと思います。私たちは目に光を当てますが、耳に光を当てることが冬季うつ病に良いということで、北欧では医療機器として認可されています。

——概日リズムの「概日」とは、「概ね」という意味ですよね。ヒトの生体リズムと地球のリズムがピッタリ合っているわけでないため、どこかで調整しないといけない。そのリセットのカギがたくさんある?

佐古田 一般的に生体リズムは25時間と言われています。それを毎日毎日、24時間にリセットする必要があるわけです。たとえば、「非24時間型睡眠覚醒症候群」と呼ばれる不眠症がありますが、発症するとサイクルが滅茶苦茶になりますから、この症状を持った人はどんな病気になっても大変です。

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★「全体を部分でとらえる発想そのものを見直すべき時期に来ています」(佐古田三郎インタビュー③)

◎佐古田三郎 Saburo Sakoda

国立病院機構・刀根山病院院長。大阪大学名誉教授。1975年、大阪大学医学部医学科卒業。大阪大学講師・助教授を経て、2000年、大阪大学医学部神経内科教授に就任。2010年より刀根山病院院長に就任。パーキンソン病を専門としつつ、所属する診療科(神経内科)の枠にとらわれない身体全体にアプローチした病態の解明、生体リズムを改善する「高照度光療法」、「絶食療法」(断食)などを取り入れた薬に頼らない治療法、日常の食事や睡眠などを重視した養生法のあり方などについて幅広く研究、啓蒙を続けている。著者に、『医者が教える長生きのコツ〜病院・薬に頼らない、自分でできる「現代養生訓」』(PHP研究所)がある。