答えが出ない時って、どうしたらいい？

今日のテーマは、
「答えが出ない時って、どうしたらいい？」


何かに悩んで、答えが出ない時ってありますよね？


答えを見つけようとするほどに空回り。
そのうち、何をどうしたらいいかわからなくなってくる。。。


そんな時にどうしたらいいか？


そのヒントになるかもしれない、
有名な一休さん（一休宗純）にまつわるエピソードを紹介しますね。


琵琶湖半で修行をしていた若き日の一休さんが、
真夜中、一面が真っ暗闇の岸辺で座禅を組んでいると。。。


ある瞬間、ふと一羽のカラスが、


「カア」


と鳴いたわけです。


闇夜だから何も見えない、しかも、カラスは真っ黒。。。
でも、一休さんは気づきます。


「カラスははじめからそこにいたんだ」


ただ、そのことに自分は気づいていなかった、
というよりも、気にもとめていなかった。。。


つまり、答えは見つけるものではなく、すでにあるもの。


見つけようとするから見つからない。
「ここ」にあるのに「どこか」にあると思っているわけですから、
そもそも見つかるはずはないですよね。


とはいえ、ここにあるものがあるとわからないから、
僕たちは苦しんでしまう、悩んでしまう。


一休さんは、暗闇のなかでカラスが「カア」と鳴いたその瞬間、
その静寂が打ち破られ、ハッと気づいたわけです。


それと同様、まずは解決するという気持ちから離れ、
悩んでいる自分からも離れて。。。


そう、悩みをいったん保留にして、目の前のことに集中してみる。


仕事があるのだったら仕事をやってみる、
人とおしゃべりしていたならおしゃべりをする、
あるいは、ごはんをつくる、散歩をする、畑仕事をする。。。


そういう時間をつくることを意識してみてください。
一休さんが湖畔で座禅をしていたように。。。


難しい？　でも、問題を解決しようとすることのほうが、
じつはずっと難しいわけで。。。


そのことがわかるだけでも肩の力が抜け、
ふっと闇夜にカラスの声が聞こえてくるかもしれません。


投げやりにならず、かといって、深刻にもならず。。。
そんな意識でいま目の前のことを続けていれば、
ある瞬間、思いがけない形で「答え」が見つかるでしょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました！
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

＊セルフメンテナンス協会・メールマガジン（2023/4/24配信）より転載

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