「本当に変わりたい自分とつながるために」
今回のテーマは、
「本当に変わりたい自分とつながるために」 です。
前回、メルマガ号外として、
有料会員の皆さんの声をお届けしましたが。。。
改めて思ったのは、
自分の人生を生きる、そのための学びや体験が、
何よりも必要なんだなということ。
自分の人生を生きる。。。
もちろん、誰もが自分の人生を生きている。。。
一見、その通りだと思うかもしれませんが、
この世界の本質を解いていくと、
じつは「そうとも言えない」ことがわかってきています。
自分の人生を生きるということは、
無数の可能性の中から
望ましいと思ったものを選択するということ。
このイメージを共有してほしいので、まずこんな話から。。。
「ドラえもん」でおなじみ、藤子・F・不二雄さんの短編に、
という作品があるのを知っていますか?
大会社の社長をつとめる主人公の男は、いわゆる人生の勝利者。
地位も名誉も富も。。。
望むものはすべて手に入れたはずなのに、
どこか満たされぬ想いがあり、
家に帰ると、誰に見せるつもりもなく小説を書いていた。。。
そんな彼のもとに、ある日、
『パラレル同窓会』の開催を告げる手紙が届く。
で、詳しい経緯は省きますが、
異空間にあるその同窓会に参加することになるわけです。
そこにやってきたのは、
別の人生を歩んでいるたくさんの自分。
うだつのあがらない窓際サラリーマンの自分。
学生運動が高じてテロリストになってしまった自分。
同じ社長でありながら、スキャンダルを気にせず、自由に生きている自分。
そう、この主人公はパラレルワールドで、
「自分の無数の可能性」
と出会ったわけですね。
藤子先生が作品にした1970年代末、
この話は荒唐無稽なSFとして受け止められていたと思いますが、
近年、量子物理学の分野でも、
「多世界解釈」
と呼ばれる仮説、
つまり、パラレルワールドを肯定するような世界観が、
議論されるようになってきました。
実際、「過去・現在・未来」という時間軸は、
一直線に続いているイメージがありますが、
意識のなかでは混在していますね。
そう。様々な過去の記憶、未来の思いがごっちゃになって、
同じ場所(=心)に収まっている。
現在(いま)という状態のなかに、
過去・現在・未来が同時存在しているわけです。
量子論の多世界解釈はこの認識がさらに展開され、
「選択しなかった無数の人生」
も、物質を超えた微細な世界で、
同時に存在していると捉えているんでしょう。
ちょっと難しい?
でも、大事なのはここから。
無数の自分が同時存在しているとして、
なぜいま、この自分、この人生なのか?
大事なのはここですよね。
(ちょっとネタバレになりますが。。。)
先ほどの「パラレル同窓会」の主人公は、
この同総会で、売れない小説家をやっている自分と出会い、
「これが自分の選びたい人生だったんだ!」
と気づき、人生を取り変えてほしいと頼みます。
貧乏であろうと、作品が認められてなかろうと、
価値判断の基準はそこになく。。。
結局、入れ変わってしまうわけです。
(詳しくは作品をご覧になってください。笑)
自分が選びたかった人生。。。
そう言われてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、
生理的な感覚と重ね合わせた場合、
「違和感」
という形で、いまの生き方でいいの? 納得してるの?
と、たえずメッセージが送られてきます。
「身体の声」と言い変えてもいいかもしれませんが。。。
世の中の評価、価値観、常識などを基準にしていると、
この声=違和感になかなか気づけません。
いや、気づけない時のセーフティネットとして、
じつは僕たちの身体は、
「病気」や「体調不良」を用意してくれています。
病気になることは悪いことをした結果ではなく、
「身体の思いやり・愛情」。
自分自身を傷つけながら、
無理してきたこと、頑張りすぎていたこと、
いや、それ以前に身体の声を無視してきたこと。。。
選びたかった人生から逸れてしまっていること。。。
それを痛みやつらさという「強い違和感」を通じて
教えてくれるわけだから。。。
まあ、それでも気づけず、
一つの選択肢=パラレルワールドを突き進んで、
「違和感の多い人生」で終えてしまう人もいるわけですが。。。
でもですね、人生は一つではないのです。
たくさんの自分、つまり無数の可能性が、
同時存在しているんです。
僕たちがセルフメンテナンスをすすめているのは、
身体を心地良い方向に整え、
違和感をキャッチする感覚を磨いていくこと。
実際、身体が整ってくると、
もっと早い段階で違和感のセンサーが発動し、
「自分が望んでいる道」
にあまり苦労せずに軌道修正していけます。
時に体調を崩しても別にいいんです。
時に無理をして、身体を傷つけることがあっても、
それはそれで大事な経験です。
求められるのは「解釈力」。
病気や体調不良を含め、
自分に起きた現象をどう受け止め、理解につなげていけるか?
身体の発する声に気づけた時、
スーっと別次元のパラレルワールドが現れます。
ある人にとっては、何気ない日常の意味が変わることだったり、
またある人にとっては、仕事を変えたり、新しいことを始めたり、
実際に現実が変わることだったり。。。
いずれにしても、その時僕たちは、
「パラレル同窓会」の案内を受けとることになるのです。
その意味では、
「人生はいつでもやり直しがきく」
「やるならいま、この瞬間」
ということなのです、間違いなく。
選択できる可能性は無数にあるわけですから、
つねに諦めない、つねに希望を持つ。。。
そういう自分でいられるように、
少しずつ「体質」を変えていきませんか?
「思い」だけで別の可能性に切り変えるのが難しいという人は、
「身体」に目を向けましょう。
心地良さを感じる機会を増やし、感性を上げていくんです。
そのために、今東西、先人たちの無数の経験、知恵が、
違った意味でのパラレルワールドとして、
きっと役に立つのだと思います。
次回のメルマガは、ゆかさんにバトンタッチし、
「人生で最も大切なことは○○○!!」 をテーマにお届けしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。
*セルフメンテナンス協会・メールマガジン(2020/07/27配信)より転載
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自らの「体」と「心」と「脳(思考⇒行動)」を能動的にメンテナンスすることにより、
自らのポテンシャルを最大化させ、自分自身や社会の幸福度を高める。
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