ごはんのポテンシャルを最大化させよう
今回のテーマは、
「ごはんのポテンシャルを最大化させよう」。
前回、玄米ごはんのことについて書きましたが。。。
「主食に何をどれだけ口にするか?」
そのことが、心と体の健康に深く関わっていることが、
僕自身、あらためて確認できました。
何を食べるかは、どう生きるかとつながっている。
その点をふまえると、主食って自分そのもの、だとわかりますよね?
You are what you eat.
(あなたが食べたものがあなた自身である)
という言葉がありますが、最近ではもう一歩踏み込んで、
You are what absorb and digest.
(あなたが消化吸収したものがあなた自身である)
そんな言葉も使われるようになってきました。
消化吸収できるからエネルギーになる、身体の材料になる。
大事なのは、どんな栄養があるかよりも、
どれだけ消化吸収できるか?
「日々さまざまな情報に接しながら、
自分自身、いったい何を消化吸収できているか?」
そういう問いと重ねると、奥が深い言葉だと感じるでしょう?
つまり、玄米ごはんがあまり美味しくないと感じてしまうのは、
玄米そのものが美味しくないからではなく、
「思うように消化吸収できない」
ということだと思うんですね。
当然、せっかくの栄養も活かせない、生きる力に変えられない。。。
玄米に関して具体的に言えば、たしかにそのまま炊いても美味しくはない。
やっぱり硬くて、ポロポロしていて、
「いくら身体に良くても続けられないな〜」
と感じてしまう。
とはいえ、何かしら可能性を感じて試行錯誤していくと。。。
・水に一晩浸けるだけでだいぶ食べやすくなる。
・もう少し時間をかけて、発芽させるとさらにうま味が加わる。
・ただ、発芽させた玄米は、炊飯前にしっかり洗って、ぬめりやにおいをとる必要がある。
・発芽玄米を玄米モード付きの炊飯器で炊くと、わりと美味しく、食べやすい。
・発芽玄米でも、土鍋で炊くとパラパラで、あまり美味しくない。
そんなことがわかってきました。
まあ、ちょっと難しめの哲学の本を読み解けたような感もあり。。笑
同時に思ったわけです。
「こういうプロセスを人に求めるのは難しいな」
このほかにも、玄米を発酵させる方法もあり、
一升炊きの巨大な炊飯器で、玄米食を実践している猛者がいることもわかってきました。笑
寝かせ玄米とか、酵素玄米と呼ばれていますが、
正直、かなりマニアックで、僕自身ここまでは踏み込めないし、人にはさらにすすめにくい。。
美味しい玄米ごはんをいただくには、最低限、発芽はさせたいところですが、
季節や天気によって日々の気温が違うため、
時間のコントロールが難しい面もあり。。
「こういうプロセスも含めて消化吸収なんだな。
情報も消化吸収していかないと、本当に必要な栄養って摂取できないんだな」
個人的にそんなことが実感できました。
と同時に、さまざまな本をつくってきた僕としては、
「わかりにくいことを整理して、誰にでもわかるように伝える」
そんなミッションみたいなものもあり。。笑
現状、質問してきた方には、質のいい玄米をチョイスすることを前提にしつつ、
次の2択をおすすめしています。
1、一晩水に浸けて(できれば発芽させ)玄米モード炊飯器で炊く。
2、発芽発酵玄米専用の炊飯器で炊く。
1は前回のメルマガでお伝えしたので、2の炊飯器の話をすると。。
この炊飯器は僕自身も使っていて、やっぱり便利なんですね。
水に浸け、発芽させ、ぬめりをとり水を変えるといった発芽の行程がショートカットできます。
便利であることがすべてではないけれど、
でも、質が担保できるならば無理にストイックになる必要もないかな。。
ちょこっと肩の力が抜け、そう感じるようになりました。
しかも、専用の炊飯器を使うと、
炊き上がった発芽玄米ごはんを保温し、発酵できるところも大きい。
いわゆる「寝かせ玄米」がほぼオートマチックでつくれるわけですが。。。
うまみと栄養
つまり、玄米の持っている「タネとしてのポテンシャル」を
最大限に引き出せることになるんですね。
しかも、ぴったり密閉できるのでごはんが乾燥せず、モチモチ感がキープできる。
(3日目くらいが食べごろ)
ポテンシャルを引き出すという点は、人も食べ物も一緒。
冒頭でお伝えしたように、
食べているものが自分そのもの、消化吸収できたものが自分自身であるならば。。。
「まずは主食から見直そう」
さまざまな知恵を駆使しながら、
まずはしっかり自分に栄養を与えてあげよう、
生きる力で満たしてあげよう。。。という話になってくるわけです。
玄米ごはんの炊き方や炊飯器のことはもちろん、
こうした発想のプロセスそのものも、皆さんとシェアできたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。
*セルフメンテナンス協会・メールマガジン(2022/5/5配信)より転載
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