モノとコトを調和させるには?
今日のテーマは、
「モノとコトを調和させるには?」
「モノ」と「コト」という言葉を、皆さんは聞いたことはありますか?
一般的にはマーケティングの用語で。。。
モノ→商品やサービス
コト→体験や経験
こんなふうに定義づけられています。
これまでは、モノを所有することに価値が置かれてきたけれども。。。
これから大事にされるのは、モノを所有した先にあるコト。
つまり、何をどう体験するか? 誰と体験するか?
そんな価値の転換が起きているということなのですが。。。
ことばの意味をたどっていくと、もう少し深い意味も見えてきます。
まず、モノについてですが、
モノノケ(物の怪)という言葉があるように、
本来は、人の認識を超えた超自然的なエネルギーを指していました。
こう言うと、かなりスピリチュアルな感じがしますが、
僕からすると、自然界の営みはすべて人の認識を超えていますよね?
だから、モノ=物質というよりも、
自然そのものがモノと考えたらいいかもしれません。
で、人も自然の一部なので、モノのエネルギーは宿っています。
その特徴は、時間の経過とともに変化する。
たとえば、僕たちが老いて、やがて死んでいくのもモノの作用。
それに対して、コトは人の意識が生み出したエネルギー。
思想であったり、哲学であったり、
さまざまな概念、観念はすべてコトのエネルギー。
こちらは時間の経過はかかわりなく、
なかには過去からずっと受け継がれてきたものもありますね。
モノは未来に向かって進み、コトは過去に向かって進む。。。
ある人がそう言ってましたが、
「人という生き物は、モノとコトの二つの世界に生きている」
大事なのは、ここだと思うんですね。
「生物としての自分」はモノの世界に生きていて、
自然の営みを感じ、その影響のなかで成長し、時に病気になり、やがて死んでいく。
「意識のなかの自分」はコトの世界に生きていて、
時に先人たちから知恵を学びながら、過去から未来へ「思い」を受け継いでいく。
モノの世界にあるのは、リズム、サイクル。
コトの世界にあるのは、時間であり、歴史。
セルフメンテナンスでは、モノの世界との調和を大事にしていますが。。。
それは、現代人の多くがコトの世界に偏って、
「頭でっかち」になってしまっているから。
でも、コトの世界があるから歴史を感じ、価値を創造し、わかちあえる。
美しいものを美しいと感じることもできる。
マーケティングの世界とはずいぶんとらえ方が違いますが。。。笑
モノとコトの世界をいかに調和させるか?
そんな視点で、自分の生き方を見つめ直してみるのも面白いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。
*セルフメンテナンス協会・メールマガジン(2023/5/3配信)より転載
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自らの「体」と「心」と「脳(思考⇒行動)」を能動的にメンテナンスすることにより、
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