これからは「アナロジー」で生きよう

今回のテーマは、
「これからはアナロジーで生きよう」。

先日、有料会員の皆さんとのやりとりで、
パウロ・コエーリョの名作『アルケミスト』の話題になりました。

セルフメンテナンスを続けていくと、
体調が良くなったり、感情が安定したりするだけでなく、

直感が高まりやすくなる。。。

こうした流れのなかで、論理思考からちょっとばかり離れ、

「日常に起こるシンクロを真に受けることが大事」

という感じの話になったわけですね。

「アルケミスト」を読まれた方はご存知だと思いますが。。。
この物語のなかでは、

「前兆」

という言葉が随所に使われています。
たとえば、ある一節にはこんなことが書かれています。

「地球上にあるすべてのものは常に形を変えている。
なぜなら地球は生きているからだ……そして地球には魂があるからだ。

私たちはその魂の一部なので、
地球の魂が私たちのために働いていることを、ほとんど認識していない。

しかし、クリスタルの店にいた時、
グラスでさえ、君が成功するように協力してくれたことに、
君はきっと気がついたことだろう」

最後の3行がなかなかグッと来る言い回しで。。。

「グラスでさえ、君が成功するように協力してくれた」

いったい何のことだと思う人もいるかもしれませんが。。。笑
でも、こうした気づきこそが、未来につながる「前兆」であるわけですね。

僕自身は、サイエンス系の取材も結構続けてきているので、
ロジックもすごく大事にしています。

でも、そういう論理思考も絶対のものではなく、
歴史を俯瞰すると、近代以降に広まった世界観にすぎないといいます。

では、近代以前。。。
もっと古い時代の人類は、世界をどうとらえていたのか?

宗教人類学者の中沢新一さんは、
「アナロジー」という認識法に注目し、こう語っています。

「アナロジーとは、これとこれは似ているという視点で
自然界にあるものを取り出し、この二つにつながりがあることを認め、
一つにまとめる知的な手法です。

つまり、自分のまわりと自分の心の内部の現象を観察し、
その相互の間にアナロジーという関係を使って、
体系を膨らませていったんです。

私たちは何かを理解するときに、必ずアナロジーを使っています。
それは、(いま起こっていることが)自分が体験した何かに似ているという、
両者が重なり合わさるような世界です」
(「TISSUE Vol.3 まなざしのいいひと」より)

ちょっと難しく思えたかもしれませんが、
こうしたアナロジーに基づいて生まれた一つが占星術です。
中沢さんはこんなふうに続けます。

「人間の世界で起こっていること、人格の中で起こっていること、
そして、天空で起こっていることの間に
アナロジーでつながりを見いだそうとする思考法、そこから占星術が生まれました。

私の運命はある星座が握っている、ということですが、
これはいま考えてみるとおかしなことで、
星座を構成している星と星はまったく関係のないところにあります。

それを人間が地上から見て、たまたま接近してあるパターンを作っていると
認識することからはじまったのです」
(前掲書より)

星占いに根拠があるかどうかという話ではなく、
近代以前と以後では、根本にある世界観が大きく異なっている。。。

まずそのことを認識しないと、その時代の歴史も理解できないし、
その時代を生きた人たちの思いにもつながらず、
おそらく、そこで培われてきた知恵も受け継げないでしょう。

そもそも、現代に生きる僕たち自身、合理的思考に染まっているわけでなく、
アナロジー的な思考もかなり頻繁に使ってますよね。

むしろ、人生の大事な局面ではアナロジーに頼っています。

実際、論理思考よりカンが重視される。。。

つまり、ある段階で論理が飛躍する局面があることも
決して珍しいことではありません。

そう、この世界にはたったひとつの真理があるわけではなく。。。

いろいろな世界観が無数に並列しており、
僕たちはよりよく、より豊かに生きるため、
そのつどプラスと思えるものをチョイスしている。。。

失敗と成功と繰り返しながら経験を蓄積し、
生き延びた人たちがそれを知恵として後世に伝えている。。。

「グラスでさえ、君が成功するように協力してくれた」

むしろ古い時代の人たちは、そのように世界を感じ、
自分自身の気づきや理解につなげていたことが見えてくるかもしれません。

大事なのは、何が正しいかよりも、
自分がチョイスしたことが実際の豊かさにつながるかどうか?

豊かさとは体感がベースにあり、

「自分自身の正直な気持ち」

とつながっている以上、ロジックでとらえきれないからといって、
不合理だとも言えないですよね?

もちろん、だからといって、
近代以降の人たちが合理思考をチョイスしたことも、
様々な必然があってのことなので、
アナロジーだけに頼らず、上手にロジックも使いましょう。

左手にロジック、右手にアナロジー。

でも、いまはロジックに偏りすぎ、理屈っぽくなりすぎているので、
アナロジーを思い出し、使えるようになることが、

「直感力を高め、自信や肯定感を高める」

大事なプロセスと言えるかもしれません。

アナロジー的には、雲を見て「龍がいる」と言ってもいいですが。。。笑
それがすべてでもないこと。

でも、「龍が教えてくれる」こともあること。

セルフメンテナンスしていくことで、
この二つの感覚が矛盾なく両立されていくことが

「最強のバランス感覚」

と言っていいかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2021/9/2配信)より転載

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