本当の平和って何だろう？

今回のテーマは、
「本当の平和って何だろう？」。

ロシアとウクライナの戦争が始まったことで、
平和の大切さ、をあらためて感じた人も多いかもしれません。

もちろん、世の中が平和であるに越したことはないですが、
では、平和ってなんでしょうか？

戦争がなくなること？　

それも一側面として正しいかもしれませんが、
なんとなく漠然と「平和って大事だよね」と言いながら、

職場や家族間で言い争ったり。。。
嫌いな人に過剰な憎しみを持ってしまったり。。。
苦手な人を故意に遠ざけようとしたり。。。

そういう「対立＝分離感」って誰にでもありますよね？

言い争いしたって、喧嘩したって、競争したって、それ自体、構わないでしょう。まったく無くすことなんてできないと思いますが。。。

でも、その結果、心が荒んでしまったり、たとえば、嫌な人に会うたびに感情が不安定になったり。。。

そんな状態が続いていくと、肝心の自分の身体が病んでしまいますね。
生理的に見た場合、そうした病んだ状態は、

「ストレス性の炎症」

によって引き起こされることがわかっています。
生きている以上、炎症を完全になくすことはできないけれども、でも、ケアしなければつらさが増して、

体調不良が慢性化し、病気に見舞われるのはもちろん、

心がどんどん摩耗していって、
いつしか自分が自分でいられなくなってしまうでしょう。

ここで問いかけてほしいのは、
そもそもなぜ「分離」が起こってしまうのか？ということ。

分離が起こるということは、他者との差異が優劣や勝ち負けに結びついてしまうから。

性格が違う、能力が違う、感覚が違う。。。
さらには、宗教が違う、文化が違う、国籍が違う。。。

比較によって分離が起こり、それで苦しんだり、妬んだり。。。
でも、違いのほうに目が奪われがちですが、「誰にでも共通しているもの」だってあるでしょう。

たとえば、目の前にあるリンゴに対して、

「本当にリンゴがあるのか？」と突き詰めていっても、じつは証明って難しいのですが、

哲学のなかには、「そこに間違いなくリンゴがある」という「確信」を重視するとらえ方もあります。

つまり、リンゴがあることを信じなくてもいい。
リンゴはあるからある。笑

それと同じように、僕たちは誰もが「身体」を持っている。
その身体には「生命」が宿っている。

なぜあるのか？と言われてもわからないですが。。。
身体も、生命も、あるからある。笑

「ヒトは身体と生命を持った生き物である」

ということは、信じようが信じまいが、
どの国もどんな人でも同意し、認識できることでしょう。

さらに言えば、身体を持って生きるということは、
外部の刺激に対して快・不快の反応が生じるということです。

つまり、心地よいかどうか？

おなじ生き物である以上、こうした感覚もきっと共通しているでしょう。

いや、正確に言えば、快・不快がわからなくっている。。。
「確信」が揺らいでいる人もいるかもしれません。

だとしたら、まず感覚を磨き、取り戻していく。。。

セルフメンテナンスこそが自己と他者の分離を減らし、
「内なる平和」
を生み出す第一歩、ということが見えてくるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

＊セルフメンテナンス協会・メールマガジン（2022/5/12配信）より転載

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