目に見えない存在とのつきあい方

今回のテーマは、
目に見えない存在とのつきあい方


この3年ほど、コロナのパンデミックを体験して、
いままで以上に


「目に見えない存在」


を意識するようになった気がしています。
たとえば、ウイルスの場合、検査をしたとしてもその実態が完全にわかるわけではないでしょう。


いつどこに現れて、どう変異しするのか、何一つわかりません。
こうした現実を目の当たりにするなかで感じるのは、


「この世界には、コントロールできないものがいくらでもある」


ということ。


コントロールできないものをコントロールしようとする。。。
それを繰り返すとだんだん無理が生じてきます。


人の心もそうですよね。


コントロールしようとしても、
その人が「心から動く」っていうことにはなかなかつながらない。


マーケティング的には、情報の流し方しだいで、
自分が望む方向に人を誘導することもできるかもしれません。


悪く言えば、洗脳ということですよね。
そうやって、何かが広まることも少なからずあるんでしょう。


ここでは、それを悪いと否定しているわけではなく。。。
それとはまた違った方向に、人の意識が変化しているのではないかということ。


僕自身、何かをコントロールすることより、
むしろコントロールできないものに身をゆだね、そのなかで精一杯できることをやる。


たとえば、自然はコントロールできません。


明日雨が降ったら困るなと思っても、降るかもしれない。
それを無理やり晴れにできないかと考えるのではなく、


雨も受け入れて、その時にできることをやってみる。
そして、そのうえで目に見えないものに手を合わせてみる。


コントロールできないもの、そこにも自然の秩序はあり、循環があり、
その関わりのなかで僕たち自身も生かされています。


病気になることが悪いわけではなく、
なることも含めて健康なんだと、自然なんだと思えたら、


「都合の悪いものをただ排除すればいい」
「悪いものをなくしたら良いものが残る」


そんな世界観が色あせて、目の前に違った世界が立ち上がってくるかもしれません。


コントロールは排除や分断を生みやすいですが、
ゆだねることが増えていくと、排除から共生にシフトしていきます。


これからの時代、そうした「共生の法則」をベースにした新しい生き方が、
もっと広まっていくかもしれません。


腸内細菌しかり、ミトコンドリアしかり。。。
自分のなかに眠っている「目に見えない存在」が協力してくれることになれば、
自分自身のポテンシャルもより大きく開かれる。。。


コントロールできないものにこそ、
自分の可能性を大きく開いていく源泉がひそんでいる。
そんなパラダイムシフト(価値の転換)が、これからの世の中を動かしていくはずです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

 

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2023/1/12配信)より転載

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