前提を外し、原点回帰した本をつくる!
今回のテーマは、
「前提を外し、原点回帰した本をつくる!」
この数日、秋に刊行する新しいの本の準備で、
「誰に向けて、どんな本にしたいのか?」
「著者のメッセージをどう伝えたらいいのか?」
ゆかさんも巻き込んで、あれこれイメージ膨らませ、
様々ないろいろと考えていました。
(※7/19配信のメルマガより転載)
著者は、腸内細菌研究の世界的なパイオニア、
セルフメンテナンス協会の
腸活プログラムの監修でもお世話になった光岡知足先生。
光岡先生は去年12月、90歳でお亡くなりになったこともあり、
品切れ間近で増刷を予定していた
ハンカチーフ・ブックスの
「大切なことはすべて腸内細菌から学んできた」
にロング・インタビューなどをプラスして、バージョンアップ、
新装版として世に送り出すべく、
編集作業がいま佳境を迎えている感じなんですね。
今回、光岡先生の本を刊行するにあたって
製作側の裏テーマ(?)としてずっと大事にしているのは、
「これまでの出版のセオリーからいかに離れるか?」
どういうことかというと。。。
たとえば、腸内細菌の本というと、
ほとんどの人は「健康実用書」をイメージしますよね?
本屋さんで言ったら、
健康本が置いてある「家庭医学」の書棚に置かれるのが、
たぶん普通なのだと思います。
でも、僕が光岡先生から学んできて、
本を通して皆さんに伝えたいと思っているのは。。。
「腸内細菌というミクロの世界を通して見えてきた
人生を豊かに生きる秘訣」
「この分野の世界的なパイオニアが伝える、
自己を磨き、クリエイティブに生きるための発想や行動の知恵」
そう、本屋さんのカテゴリーでは「自己啓発」の分野なんですね。
(書棚としては「宗教・哲学」も該当しますが、
たくさんの人に広めたいので、あまりマニアックにはしません。笑)
過去に光岡先生の本を何冊か担当してきましたが。。。
出版社の担当者とやりとりするなかで、
「腸内細菌の研究者だから、健康実用書ですね」
こういう「前提」がいつの間にかできていました。
でも、光岡先生は生前、繰り返しこうおっしゃっていたんです
「健康の話はもう十分伝えてきたので、
私が経験し、学んできた生き方や哲学の話をしたい」
今回、先生の遺志を汲むのはもちろんのこと、
「誰に向かって何を伝えたいのか?」
本づくりの原点に帰って、
「これまでになかった一冊」に仕上げたいと思っています。
出版の世界でずっと仕事をしてきた僕自身、
3年ほど前、その見えない思考の枠からふっと離れられた瞬間があり。。。
ここから2冊の本を世に送り出しながら、
少しずつ「本づくりの新しいカタチ」をつくってきましたが、
今回は、出版畑とは無縁のゆかさんの斬新な発想もプラスされ、
より原点回帰が進むような気がしています。
「伝えたいことをたくさんの人に伝える」
この当たり前の原点を意識しながら、
つねに前提を外し、光岡先生の哲学をたくさんの人に広めていきたいなあ。
まだ刊行までに時間はありますが、毎日毎日、一歩一歩。。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。
光岡先生との関わりは、こちらのブログにまとめています。
★「光岡知足先生のこと」
https://selfmaintenance.org/archives/2482
*セルフメンテナンス協会・メールマガジン(2021/7/19配信)より転載
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自らの「体」と「心」と「脳(思考⇒行動)」を能動的にメンテナンスすることにより、
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