新型コロナウイルス、どう対処する? セルフメンテ(養生)の視点から考えてみよう!

いろいろと問題になっている新型コロナウイルス、

議論百出、いまさら僕が何か言うこともない気がしてましたが。。。

やっぱり、いろいろと大事な点が見落とされている感あり、ちょこっと書いておきます。

まず、免疫というのは「ウイルスや細菌によって強化される面がある」ということです。

抗体をつくるというのがその一つですが。。。

これはある程度、菌やウイルスに身をさらさないと起きないわけで、防ぐという発想だけでは、個体として強くはなれない。

つまり、弱い個体のままつねに発症のリスクを負っていかないとならないわけです。

ワクチンは弱毒性の病原体を事前に接種することで、

いわば人工的に抗体をつくるやり方ですが、

普通に考えたら、自分自身で抗体つくったほうがいいですよね?

そもそも、時間をかけて開発しても、ウイルスが変異する可能性もあり、

ワクチンが万能薬というわけでもない。

じゃあ、感染防御もワクチン開発も不要?

そんなことはなくて、もう一つ大事なのは個人の養生(セルフメンテナンス)と公衆衛生をごっちゃにしないということ。

自分自身の免疫で病原体に対処できるのは、いわゆる「強い個体」です。

それは生まれつきの体質(先天性)だけでなく、セルフメンテで後天的に養っていくこともできるし、

むしろそうしたほうがいいと思いますが、

残念ながら、思うようにセルフメンテできない立場の人、セルフメンテできずに老いたり、すでに病気が発症している人、

もっと言えば、免疫が強化できないまま慢性的な体調不良に見舞われている人。。。

自覚している・いないにかかわらず、

公衆衛生というのは、こうした「健康弱者」にあたる人たちが万一発症した時の

セーフティーネットのようなものなので、

国や行政、公共機関に関わる人たちはこの点をまず考えないとならない。

その場合、病気に対するスタンスが全然違ってくるわけです、

自分自身で養生するという場合と、公衆衛生を推進する場合とでは。

僕自身は、公衆衛生に直接関わっているわけではなく、

個人でセルフメンテナンスを実践し、

それを(本にしたり、発言したりして)いろいろな人に伝える立場なので、

免疫については「自分で強化する道」をすすめます。

が、公衆衛生も大事なので、重症化のリスクを潜在的に負っている人を助けるため、

公に決められたルールもある程度は守る。

マスクをしたりとか、手洗いとか、そういうところですよね。

これは僕にとってはエチケットのようなもので、

正直、自分自身の感染症対策になっているとはあまり思っていないわけですが、

要するに、それはセルフメンテの立場での話。

セルフメンテ的に見たら、それはもう、食事とストレスケア 、この二つがメインですよ。

免疫というのは、白血球だけの働きではなく、

全身を構成している細胞一つ一つにその機能が備わっているわけで、

(抗体をつくる獲得免疫に対して自然免疫と呼ばれているやつですね)

細胞レベルで免疫機能がしっかり働いているから、ウイルスや菌という異物に対してもバッチリ初期対応できるわけです。

で、細胞レベルということは、細胞そのものが元気でないとならない。

細胞自身の環境を整えてあげないとならない。

細胞を元気にする源は、食事から得た栄養素と呼吸から得た酸素です。

細胞でATPをつくり、体の材料になるタンパク質を合成する。。。

こうした新陳代謝をスムーズにするには、

そもそも消化管の要にある腸を元気にしないとならない。

腸管は免疫の面から見ても重要で、栄養を取り込む小腸の一帯には

たくさんの白血球(免疫細胞)も集まっている。

大腸には、ご存知のように腸内細菌が共生していて、こちらも心身の健康と密接な関わりがある。

本当に免疫を強化したかったら、まずは「腸活」です、やっぱり。

なぜそういう話にあまりならないんだろう?

そのうえでストレスケア 、酸化ストレスが細胞を劣化させる、

その元凶は活性酸素なので、これをどう取り除いていくか?

腸活の次は、いわゆる抗酸化対策。

そして最後は、細胞そのものの活性化も必要。

細胞の新陳代謝をレベルアップさせるには、

1、エネルギーを産み出すミトコンドリア を活成化させること

2、タンパク質合成を助け、細胞のターンオーバー(再生)をうながすこと、

この二つがとても大事なってきます。

1については、ミトコンドリア も酵素の化学反応で成り立っているわけで、

酵素をしっかり働かせるにはやっぱりミネラルかなと。

補因子であるミネラルをしっかり補給し、酵素反応を活発にさせる。

2については、やっぱりアミノ酸ですよね。

タンパク質合成の材料はアミノ酸だから、細胞を元気にしたいと思ったら、

アミノ酸をどんどんと送り込んであげる。

整理すると、

腸活(免疫強化) → 抗酸化(ストレスケア ) → 細胞活性(ミトコンドリア 活性)

こういう流れで体を整え、体を元気にすることで心も元気にする。

公衆衛生は国や行政の判断の仕方でうまくいくこともあれば、いかないこともある。

今回、うまくいってるとはあまり言えない気もしますが。。。

でも、それはそれで良識に基づいて対応をしつつ、

個人レベルではしっかりセルフメンテを行っていくことが肝心かなと。

これは病気全般に言える話ですが、

特効薬的なものが病気を治してくれるわけでなく、

治しているのは、自分の体、自分自身だからね。

自分の「治す力」を少しでも強くしていかないと、それはもう、すべて自分に跳ね返ってくるわけで。。。それは医者の仕事ではないですよ。

公衆衛生と個人の養生をごっちゃにして、後者についてまで医療機関に依存しようとしているところ、そこにいまの医療が抱えている問題が内包しているわけで、

それって、医療に向き合う一人一人の意識、あり方の問題ですよね? 

医者という「他人軸」に安易に委ね続けたら、医療費が膨れ上がっていくのも当たり前じゃないですか。

今回、新型コロナウイルスの問題が表面化したことで、医療機関が「なるべく来ないように」と言い始めているのは、

意味深というか、何か大きな変化の予兆な感じがします。

免疫という言葉があちこちに飛び交っている状況も、しかり。


何の予兆? それは、意識が変化する予兆です。

自分の人生なのだから、自分で学び、自分で実践していくという、

当たり前のことに気づき、一人一人が目覚めていく。。。

コロナ問題とは関わりなく準備していた

今回の僕のあたらしい本、『ゆるむ! 最強のセルフメンテナンス』には、

このあたりの具体的な対処法、何を食べて、どう過ごせばいいか、その道筋がバッチリと書かれています。

いやあ、ちょっとびっくりなタイミングだなあと思いつつ(笑)、

少しでもたくさんの人の役に立てたらいいなと思い、補足的にこのブログでもポイントになるところを発信してみました。

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