食べない時間が身体にもたらす作用とは?

こんにちは。セルフメンテナンス協会の長沼敬憲です。
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これからこのメルマガで、心と体をゆるめ、
生き方や考え方のヒントにつながる情報をお届けしていきたいと思います。

さて、今日は第一回ということで、何を書こうかなと思いましたが。。。
ふっと思い浮かんだのが、ファスティング(断食)。

僕の本「ゆるむ! 最強のセルフメンテナンス」にも書きましたが、

「食べない時間」

をつくることは、セルフメンテナンスの大事なステップ。

でも、そのわりに、なぜファスティングが必要なのか? 
肝心なことが知られてない気がします。

なぜファスティングが必要なのか?
食べすぎているから?

まあ、半分当たっていますが、
では、なぜ食べすぎはよくないの?

太るから? でも、あまり太ってない人もいますね。
そういう人は必要がない?? 

書籍やネットを見まわしていくと、

「ファスティング=ダイエット」

という図式が広まっている感じですが、
ダイエットはファスティングで得られる(かもしれない)結果の一つ。

太っている・太っていないにかかわらず、
じつはもっともっと大事なことがあるんです。

それが、

「細胞のクリーニング効果」

もうちょっと正確に言うと、

「細胞のリサイクル効果」

と呼んだほうがいいかもしれません。

以下、わかりやすく解説すると。。。
食べ物に含まれるタンパク質は、
小腸でアミノ酸に分解され、細胞に運ばれます。

で、このアミノ酸がもう一度タンパク質に再合成され、
体の材料になる。。。

ややこしいけれども、一回バラバラにして、組み立て直す。
こうしたリモデリング(再構築)で、

食べ物という「自分以外の存在」が
筋肉や内臓など「自分の一部」に変わるんです。

考えてみたらすごい話ですよね?
確かにすごいんですが、じつはこのタンパク質合成、
結構ムダが出るんです。

原料のアミノ酸を丸い粒に見立てた場合、

タンパク質はアミノ酸の粒が数珠のように連なり、
しかも折り畳まれています。

でも、この折り畳みがうまくいかず、
不良品になることも多いんですね。

役に立たないからゴミのようなものなんですが、
細胞内にはこうしたタンパク質のゴミを処理するシステムもあって、それは、

「オートファジー」

と呼ばれています。

オートファジーのすごいところは、不良品のタンパク質を分解して、
もとのアミノ酸に戻すこと。

このアミノ酸がタンパク質合成に再利用されるので、
まさにリサイクル工場ですよね!

で、このリサイクル工場、じつは飢餓の時に
フル稼働すると言われているんです。

そう、ゴミまでも再利用して体の材料に換える、
細胞に備わった、生き残り戦略。。

ピンと来た方もいるかもしれませんが。。
これがファスティングに利用できるわけです。

つまり、

食べない時間=飢餓を意図的につくる。

細胞内でオートファジーが稼働!

細胞にたまったゴミ(タンパク質の不良品)をリサイクル

クリーンになった細胞が活性化!

ファスティングで「食べない時間」をつくる意味って、
基本的にはここにあるんです。

そもそも、年がら年中食べてばかりいたら、
タンパク質のゴミが細胞にたまりにたまって、
処理しきれなくなりますよね?

ちゃんと食事しないと栄養失調になる。。。

確かにその通りではあるんですが、
食べてばかりだと細胞にゴミがたまって、
機能不全を起こしてしまう。。

いつも身体がだるい、重い、やる気が出ない。。

その原因をたどっていくと、
細胞の健康状態に問題があるかもしれないのです。

次回、この続編として、
今度は腸とファスティングの関わりについてお話しします。

とりあえずファスティングやってみたい!と思った方、
僕の本の第2章をご覧ください。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/05/21配信)より転載