「細胞&ミトコンドリア活性化で脳がスパークする!」
今回のテーマは、
「細胞&ミトコンドリア活性化で脳がスパークする!」
です。
前回取り上げた、ホルモンバランスの乱れ。
通常、ホルモンバランスというと、
女性ホルモンの分泌、更年期障害などの症状と絡めて
語られることが多いですが。。。
男性の更年期も注目されはじめていますし、
そもそも、僕たちの身体には100種類以上のホルモンが働いています。
単に性ホルモン(エストロゲン、テストステロン)
の分泌だけを考えるのではなく、
視野を少し広げ、身体全体のバランスのなかでとらえてみませんか?
その際のカギとなるのがホメオスタシス(恒常性)。
生命活動をつねに安定した状態に調整してくれる
ホメオスタシスの働きは、
1、免疫系 2、神経系 3、内分泌系
この3つの働きの関わりのなかで成り立っています。
ここであらためて整理すると。。。
1つ目の免疫系は、
主に白血球の働きを指し、
炎症を起こす物質(サイトカイン)を分泌して、
有害な菌やウイルスの侵入を防ぐことが知られています。
こうした白血球=免疫細胞の
約60〜70%が集中している場所が腸であるため、
「腸活」
がカギを握っていることになりますね。
そう、「免疫力」の土台は腸にあるわけです。
2つ目の神経系は、
主に自律神経の働きを意識してください。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれますが、
ストレスが増すと交感神経のほうが優位になり、
身体の酸化が進んでいくため。。。
「抗酸化」「ストレスケア」
と深く関わり合っていることがわかるでしょう。
ここで求められるのは、「ほぐし」や「癒し」。
頑張っていた生き方をゆるめてあげる、
ちょっとスローダウンさせ、
「能力が発揮しやすい状態をつくる」ことが求められます。
3つ目の内分泌系が、
ホルモンの働きと重なるわけですが。。。
これまでお伝えしたように、ホルモンの分泌はとても複雑。
生活リズムが乱れるとホルモンバランスも狂いやすく、
女性はここに生理のリズムが関わったり、
40代を超えたあたりからは更年期の症状が出てきたり。。。
あるいは脳内のドーパミンやセロトニンなどは、
意欲や気分に関わってくるので、
心身のバランスが狂うとうつの症状が出てきたり。。。
個々のホルモンを調整するのは大変なので。。。
ここでもう一度、ホメオスタシスに目を向けてみましょう。
免疫系、神経系、内分泌系、
それぞれが影響を与え合いながら、身体のバランスを整えているため、
免疫系、神経系を整えていけば、
おのずと内分泌系も整っていくことになりますね?
セルフメンテナンス協会では、
こうしたホメオスタシスの仕組みと重ね合わせつつ、
ステップ1 腸デトックス(免疫) ステップ2 抗酸化・ストレスケア(自律神経) ステップ3 細胞・ミトコンドリア活性(ホルモンバランス)
この3つのステップで身体を整えていくことをすすめています。
実際、ステップ1、2と体感していくと、
ホルモンバランスが自然と安定し、心身の不調和は減っていきます。
ステップ3はセルフメンテの最終段階で、
テーマになるのは、全身の細胞、
エネルギーを生み出すミトコンドリアをどう活性化せるか?
マインドルフネスが効力を発揮するようになるのは、この段階です。
代謝がスムーズになり、食べ物の栄養が細胞まで届きやすくなると、
細胞から成り立っている脳も活性化し、
スパークする機会が増えてくるからです。
それが、オンラインでお話ししたり、
以前のメルマガでお伝えしたことのある
フロー/ゾーンの状態。
脳ばかりに働きかけて、意識を活性化させようとしても、
しっかりセルフメンテしていないと、
つまり、腸を整え、身体の錆をとるプロセスを踏んでいないと、
なかなか思うようにフローにはなれません。
なれたとしても不安定だったり、再現性が悪かったり。。。
それが、身体の土台から底上げさせ、
「おのずと心地よくなる状態」に近づけていくと、
気分転換に散歩をしていたり、
カフェでお茶を飲んだり、
お風呂上がりにボーッとテレビを見ていたり。。。
そんな日常のシチュエーションでも、
ポジティブなイメージが浮かんできたり。。。
問題解決のヒントが浮かんだり。。。
自分が望んでいることがふっとわかったり。。。
そういった機会が増えていきます。
一人ひとり体質も、生き方も、思考パターンも異なるため、
なかなかすんなりとはいかない場合もありますが、
大事なのはコツコツと土台をつくり、確実なものを足場にすること。
身体のしくみは万国共通、
生命38億年の歴史がすべて詰まった、
それ自体、叡智の宝庫です。
うまくいくことにも、いかないことにも、
そこには必ず理由があり、
探求することは「自己を知る」ことにつながります。
体調がなかなか改善されなかったとしても、ダメと言うわけではありません。
大事なのは焦らないこと。信じること。
他の動物と違うところ、
それは世界を認識し、こうありたいと願ったものを形にする。。。
そうした意味での創造性です。
生きていくなかで、
ヒトの身体に宿った創造性をどう発揮していくか?
一人ひとりの生き方、生活、仕事のなかで、
わたしがわたしとして生まれてきた不思議さを感じ、感謝を抱き、
その個体を通してできうることを最大限に実現させる。。。
セルフメンテナンスという言葉には、
健康という概念には収まりきらない思い、
地球や宇宙にもつながるような、大きな夢が込められています。
そこに近づいてくため。。。
ご縁のある皆さんと少しずつ理解を共有し、
心と体をアップデートしていけたらと思っています。
次回のメルマガは、
「自己と出会うための身体の見取り図を共有しよう」
をテーマにお届けしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。
*セルフメンテナンス協会・メールマガジン(2020/09/07配信)より転載
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
自らの「体」と「心」と「脳(思考⇒行動)」を能動的にメンテナンスすることにより、
自らのポテンシャルを最大化させ、自分自身や社会の幸福度を高める。
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
NPO法人 日本セルフメンテナンス協会
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