イノベーターがあたらしい世界をつくる

今回のテーマは、 
「イノベーターがあたらしい世界をつくる」。

クリスマスも過ぎ、そろそろ仕事納め?
このメルマガも、ことし最後の配信。。。と思いきや、
あと一回、大晦日にあることに気づきました。笑

一年の振り返り的なことは次回にまわすとして。。。
今回は最近興味を持って、学んでいる

「イノベーター理論」

について、ちょこっとお伝えしていきたいと思います。

イノベーターとは、革新家のこと。

イノベーションが技術革新にあたるので、

「新しいものを最初に取り入れる先覚者

と呼んだほうがいいかもしれません。

新しい技術が世の中に普及していく過程で、
段階を追って様々な役割を持った人が現れると言われていますが。。。

最初にイノベーターが存在しなければ何も始まりません。

イノベーターは、はたから見るとちょっと変わり者で、
でも、強い情熱と志(ビジョン)を持っています。

あらゆるサクセスストーリーは、
イノベーターがビジョンを情熱的に語るところから始まるわけですが、
このイノベーターはビジョンは持っていても、
それを実現する術を必ずしも持っていません。

そこで次に現れるのが、イノベーターのビジョンに共鳴した、

「アーリー・アダプター」

と呼ばれる少数の人たちです。
ただ注意したいのは、アーリー・アダプター(初期の活動者)は
ただの共感者(信者)というより、

1、ビジョンを実現するためのスキルを持ち、実行力がある。
2、実務経験があって、ビジョンを具体化できる。

こういう資質を持った人たちだといいます。
イノベーターの出現がファーストステップとした場合、
追随者であるアーリーアダプター1との出会いがセカンドステップ。

出版のプロデュースをしていた頃の僕は、
まさにこのアーリーアダプター1のポジションで、
著者になるべきイノベーターをつねに探している感じでした。

当時は自分がアーリーアダプターの「最初の一人」になることに、
面白味ややりがいを感じてきましたが、

なにやらいまは、自分自身がイノベーターになってしまい。。。笑

ともあれ、一人だったところにもう一人が加わることで、
物語は動きはじめることになりますが、
さらに大きく動き出すにはアーリーアダプター2との出会いが必要です。

ここでも出版の話を例に出すと、
僕がいくらすばらしい著者(候補)と出会えたとしても、
出版社にうまくつながらなければ先に進めません。

出版社といってもやっぱり人なんですね。
企画を通してくれた担当者の共感レベルが高いほど、
作品にイノベーターのビジョンが反映されるようになり、
できあがった本は一定の熱量を持つようになります。

そして、本が世に出ることで新たに共感する人の輪が広がり、

「アーリー・マジョリティー」

と呼ばれる熱心な協力者が徐々に現れるようになり、
コアなチーム、コミュニティが形成されるようになります。

で、本が10万部、20万部と売れた場合、ここにさらに、

「レイト・マジョリティ」

が加わることになるわけです。
この人たちは共感者というよりは、いろいろな打算、
乗り遅れたくないという心理でつながってくることが多いようですが。。。

活動の輪は飛躍的に広がり、世の中に一石を投じるようになります。
活動の規模が大きければ革命のようなことが起こるでしょう。

と、イノベーター理論をかな〜りざっくりとお伝えしてきましたが、
僕はこの話を最初に聞いた時、

「これって、腸内細菌の話とおなじかも」

と感じました。ハチやアリの話とつなげてもいいですが、
生物の世界では、

「全体の2割が働くことで社会が成り立っている」

ということが言われていますね?
腸内細菌の場合、腸内環境を整えるために働く「善玉菌」は全体の約2割。

状況によって悪さをする「悪玉菌」が1割、
良いことも悪いことも特にしない「日和見菌」が7割。

この話とイノベーション理論を重ね話せると。。。

イノベーターが最初の一人と出会ったら、
それに追随する人たちが現れ、10人のグループが生まれることになりますね。

つまり、2人が熱いビジョンを持って行動していけば、あとの8人はついてくる、
それがアーリーアダプターを形成するということです。

ここで僕が言いたいのは、特別な人たちの話ではなく、

「誰もが“最初の一人”になりうる」

ということです。

イノベーターとして「最初の一人」なのか、
アーリーアダプターとして「最初の一人」なのか、

じつはどちらでもよく、思いを行動に移せば何かが始まる。
規模の大小を問わず、「最初の一人」が現れて、
その人自身の「物語」が始まる。。。

ちょっと長くなりましたが、セルフメンテナンスをおすすめしている意味も、
この「最初の一人」になるための、

「元気」

を身につけていってほしいから。
理屈ばかりで動けない時、やることが明確ではない時、
ワクワクすることが見つからない時。。。

そうした時は焦らずじっくり、身体を整えることです。
身体が心地よい方向に動き出すと、それ自体が「最初に一歩」になります。

すでに何かに向かって動いている人は、
自分がどのあたりのステップにいるのかを見定め、
ブレないように、できることをコツコツ続けていくことが大事ですね。

ちょっとアホでも神様が見ていてくれるので大丈夫!

というわけで、次回は来年2021年に向けて、
僕とゆかさん、それぞれのメッセージをお伝えしたいと思っています。
大晦日のラストメッセージ、楽しみにお待ちください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/12/28配信)より転載

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