対立軸を解消するカギは◯◯◯?

今回のテーマは、 
「対立軸を解消するカギは◯◯◯?」。

世の中を見渡すと。。。
本当にいろいろな考え方、生き方、発想、思想があり、

いったい何が正しいんだろう?

と、感じることがあるかもしれません。

健康法、食事法、身体の整え方。。。
セルフメンテナンスの方法も様々なものがありますね。

たとえば、糖質制限をすすめる人は、
炭水化物(糖質)の摂取は減らしたほうがいいと言いますが、

セルフメンテナンスで、腸活を実践していくと、

炭水化物は腸内細菌のエサになるから、
しっかり摂ったほうがいい、と言われますね?

まあ、言っているのは僕なんですが。。。笑
だからといって、糖質制限を否定しているわけでもありません。

正しいと正しくない。

好きと嫌い。

良いと悪い。

こういう二元論にこだわっていると、
自分の考えと合わない場合、

戦うか逃げるか。。。

どちらかの選択肢しかなくなってしまうからです。

自分が優位だと思えたら、
「あいつは間違っているからねじ伏せてやる」。

不利だなと思えば、
「ここはひとまず逃げよう」「屈服するしかない」。

これは生物の世界では、ストレス反応の一つで、

闘争か逃走か反応( fight-or-flight response )

と呼ばれています。

この時に分泌される代表的なホルモンが、アドレナリン

アドレナリンをガーッと分泌させて、
戦うことに使うか、逃げることに使うか。。。

危機に陥ったらどちらかしかないと思うかもしれませんが、
もうひとつ対処法があるんです。

物事を判断する場合も同様なのですが。。。

それが、受け止めるということ。
英語のレシーブ(receive)にあたると思いますが。。。

戦うのでもなく、逃げるのでもなく、
その場にとどまって、慌てずに受け止めてみる。

実際にどうなのかはわかりませんが。。。
パニックになりそうな時ほどアドレナリンを出さない。笑

緊張する時ほどゆるめる、リラックスする。。。

発想に関して言えば、対立しそうな場面になったら、
まず自説にとらわれるのをやめてみる。

「ゆるめる」という点では同じですよね?

たとえば、どちらが正しいのかと感じたら、
逆に、「どちらにも共通するもの」を探してみる。。。

前述した食事法の話の場合、
自説を離れて二つの考え方を俯瞰してみると、

「糖質を過剰に摂ることをどちらもすすめてはないよな」

「甘いものや粉物ばかり摂ってたら確かに血糖値上がるな」

「食物繊維も摂れないから腸内細菌にもエサがあげられないな」

。。。結局、どっちが正しいという話ではなくなってきますね。

こうした対立軸から離れ、共通点を見つけていくとらえ方は、
科学の分野で当たり前に行われている、

「同定」

というプロセスとも重なり合ってきます。
科学では様々な事象からまず共通項を同定し、分類することで、
客観的な事実、法則性を共有していきます。

同様に、哲学の分野では、

「共通了解のゲーム」

と呼ばれることもあります。
正しいか間違っているか、好きか嫌いか。。。
僕たちの脳はこうした二軸対立にこだわり、物事を評価したがりますが、

大事なのは、脳の思考パターンから離れること。

受け止めるのは、アタマ(脳)ではなくハラ(腹)。

レシーブすることで理解が生まれ。。。

何よりも対立から、対立から生まれる葛藤や苦しみから解放され、
発想と行動の自由が生まれることになるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました! 
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2021/4/8配信)より転載

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