「この世界との心地よいつながり方」

今回のテーマは、 
「この世界との心地よいつながり方」。

「本人にとっていかに大事なことでも、他人にとっては知ったこっちゃない」

前回のメルマガでこう書きました。
そうであるからこそ、人目を気にせず、

「やりたいからやっている」

という気持ちを持つこと。
他人目線ではなく、自分目線で、

「本人にとってどうしようもなく大事なこと」

を実行し、形にしていく。。。
これ、本当にその通りだな〜とあらためて思うのですが、
でも、同時に感じるのは、

「誰も一人では存在していない」

ということ。
自分は一人ぼっちだと感じることがあったとしても、
それはあくまで心のなかの話。
実際には、人との関わり合いなしに生きていけないですよね。

もっと言えば、自分と自分のまわりの世界。

自分の内側と外側。

ここには「境界」があって、
どんな人もその内側に入り込むことはできません。

たとえば投獄でもされて、自由が制限されることがあっても、
心のなかはつねに自由です。

いや、心という言葉はちょっとフワフワしているので、

「たましいは誰のものにもならない」

それくらいに言ってしまってもいいかもしれません。
でも同時に、内があるから外がある。

外側の世界との関わりを断ち切ろうとしても、
こうしていまここに「自分」が存在している限り、
同時にまわりの世界があり、無数の人とつながっています。

人だけでなく、動物とも、植物とも、微生物とも。。。
この世界、すべてつながってますよね。

こうして視野を広げて見ていくと、
なんともすごい世界に住んでいるものだと思いませんか?

泣こうがわめこうが、文句を言おうが、
こういう「世界の構造」はおそらく絶対に変わらない。。。

であれば、このつながりを受け入れ、再構築すること。

「やりたいからやっている」というごく個人的なことを、
このつながりのなかに取り込んで、
内側にあるものを外側に反映させていく。。。

たとえば、食べるということ一つとっても、
外にあるものを内に取り込み、
自分の身体の一部に変えていくという。。。

なんとも不思議な離れ業のなかで成り立っているわけです。

自分がただ食べたいものを食べる。。。
そう思いながら食べたってべつにいいのですが、
そこにもつながりは存在しています。

つながりがあるから食べられ、生きられる。。。
それはやっぱり奇跡であり、
奇跡を成り立たせている現実に感謝も生まれますよね?

これまで続けてきた取材の集大成として、
『フードジャーニー』という本をまとめていく過程で、
僕はこうしたつながりの連鎖。。。

細胞、腸、身体、個人、社会、地球と
層のようにつながっているこの世界のすがた、

そのなかで展開される、自己と他者の関わり。。。

そこに不思議な感動をおぼえ、
生物の進化や、人の歴史、文化と重ね合わせてきました。

日々生きていくなかで、
つらいこと、嫌なこと、苦しいこともあるかもしれませんが、
それでもなお生きようとしてきた人たちが、

「本人にとってどうしようもなく大事なこと」

を形にして、外側の世界に遺してきたから
いま、この世界があるという。。。

たどっていくと、そこには38億年もの歴史があるという。。。

生きることに窮屈になったら、空を見上げて、深呼吸して、
無数の「思い」の積み重ねで成り立ってきた
この世界の不思議さを感じてみる。

ここでお話ししたことは観念ではなく、すべて現実。

リアルのなかに希望もあるし、救いもある。

そうは言ってもね。。。という気持ちを少し脇に置いて、
つながりをもう一度意識すると、
塞がった心を開いてくれるカギが見えてくるかもしれません。

次回のメルマガから、またゆかさんにバトンタッチ。
配信を楽しみにお待ちください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/11/29配信)より転載

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