感じるVS考える、を脳科学的に理解する

さて今回のテーマは
感じるVS考える、を脳科学的に理解する

です。

先日までBrain Activeという脳科学を用いたファシリテーション技術や
今現在も天外塾に通い、新しい理論と実践を繰り返しているので、
そのあたりの一部を少し皆様にもシェアできたらいいなと思っています。

「思考には早い思考と遅い思考の2つのモードがある」
といわれています。

セルフメンテナンス協会の大切にしていることの中にも、
「考えずに感じてみよう」という部分がありますが、、

心理学ではシステム1とシステム2といわれていたりします。
行動経済学の分野では、自動システムと熟慮システムなどとも呼ばれています。

システム1は、、、
直感的な早い思考
高速で自動的に動き、止められない
考えるための努力は不要
印象をすぐ感じたり、連想する
そしてバイアスがある

システム2は、、、
論理的で遅い思考
システム1では答えが出せない時に動く
考えるには注意力が必要
論理的・統計的思考が得意
最後の決定権はシステム2がもつ
注意力を必要とし、気が散っているとうまく考えられない

参照)https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2017/proceedings/pdf/JCSS2017_OS02-2I.pdf

本来私たちは動物なのでシステム1で瞬時に物事を判断できる能力があります。でも、人類にしかない高度な脳であるシステム2の働きが強くなると、
システム1の働きが一部退化してしまうのではないか?
と私は考えています。

怖い顔の表情の人を見て、ぎょっとする
蜘蛛が突然出てきて、ぎょっとする
これはシステム1の働きですね。

でも転職先を選ぶ時、一瞬で選ぶ人はいないのでは?
システム2が発動して、私たちは熟慮することができます。

でも実はシステム1の直感もあなどれないものがあるのです。
むしろ正しい判断ができやすいかもしれない?!

セルフメンテナンスを実践してゆくことで、
システム1とシステム2を両方バランスよく使うことができるようになり、
判断力や決断力が磨かれていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2020/11/30配信)より転載

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