時間のある世界に生きている

今回のテーマは、 
「時間のある世界に生きている」。

春分がすぎ、あっという間に桜の季節になり。。。
冬の寒さがもう懐かしくなってしまいましたね。笑

(※3/29配信のメールマガジンより転載)

こうした季節の変化を感じる一方で、

「時間の流れって心理的なものなんだよな〜」

という感覚もあったりします。

実際、意識のなかでは時間の流れは渾然一体としていて、
決して時系列ではないですよね?

あたかも過去、現在、未来へと続く
一本の流れがあるように感じますが。。。

僕たちは思った瞬間に、
その時代、その場所に「行く」ことができます。

意識は時間に縛られていないし、
過去も未来も順序だっておらず、
ポコポコと泡(あぶく)のように、
いろいろな思いや記憶が無秩序に生起しているわけです。

もちろん、こうした意識の世界とは対照的に、
物理的な世界では、速さと時間と距離によって行動が決まるため、
たとえば東京から大阪に行くには、
新幹線を利用したり、飛行機を利用したり。。。

誰もが一定の「時間の束縛」を受けますね。

東京から大阪に行く場合、
新幹線なら3時間ということで予定を立てて、
人に会う時間を決めたりします。

ただ、実際に行動してみないと、
予定通りに思いが実現できるかはわかりません。

予期せぬ事態が起こって、電車が止まることもありますし、
会うはずの相手に会えないこともある。。

大袈裟にいうと、

「仮説を立てて、行動によって証明する」

その繰り返しのなかで、僕たちは日々生きているわけです。

電車の時間くらいならばどうにでもなるかもしれませんが、
種を撒いたら、実るまでに時間がかかります。

農家の方は、仮説通りに収穫できなかったら大変ですよね。

いや、どんな仕事であっても、
すべて時間軸のなかで仮説を立て、証明できるかどうか、
つねに「試し」が求められます。

経験を積んでいくと、いくつもの有力な仮説が積み重ねられ
「これは間違いない」「絶対うまくいく」と
感じられるようなことも少しずつ増えてきます。

でも、実際に行動しなければ証明はできませんね?

「間違いない」「絶対」ということであっても、
思っているだけでは何もはじまらない。。。

そう。この世界というのは、
どんなことでも「時間がかかる」仕組みになっている。。。

確実に間違いないことでも、
時間をかけないとその正しさが確認できない。。。

これはいったい何を意味するか?
ぼんやりと満開間近の桜を眺めながら、こう感じました。

「時間」というものが与えられることで、
僕たちの意識は、

・自分の思いが確かなものかどうか問いかけたり。。。

・この世界を信じる気持ちを深めたり。。。

・まわりの人との協調を学んだり。。。

・焦らず、一歩一歩進んでいく忍耐を身につけたり。。。

つねに学んで、気づき、理解することが求められている。。。

僕はここに、この世界のすごさ、
生きることの素晴らしさがあると感じます。

不便で、不自由だから、制約があるから
この世界はつらい、苦しい、間違っているのではなく、

そうした相対の世界だからこそ、
自分のなかの絶対を磨いていくことができる。。。

宗教やスピリチュアルな世界では、
相対の世界を超越した、絶対的なものを想定し、

その絶対的なものに
進化していくことで近づいていく。。。

という世界観がありますよね。

哲学でも、これとおなじ図式を
弁証法を生み出したヘーゲルが唱えたとされています。

実際、そうした絶対の世界は「ある」のでしょう。

でも、「そこ」がすばらしいのではなく、
この相対の世界にいるからこそ、
そうした絶対のものすら思い描き、
自らの内面に育てることもできるわけです。

いま・ここに生きていることに、
すべての価値が集約されている。。。

それがわかると、この世界に生きることの
矛盾も、つらさも、息苦しさも。。。
すべて意味あるものとして受け取れるようになるかなと思います。

楽しいこと、心地よいことは、
何倍、何十倍も増幅され、
ささいなことでも感動につながるでしょう。

絶対の世界に近づく必要なんてないし、
そんな「時間の階段」もまぼろしのようなもので。。。

実際には、時間という「つくられた制約」のなかで、
「動物」である僕たちは、
空間を移動し、誰かと出会う。。。

その場所でしか感じられないエネルギーに刺激され、
未知の回路を開いていく。。。

意に沿わない、いやなことであっても、
こうした仕組みのなかで、
深い気づきや理解につなげることができる。

いつか、どこかに、
すばらしい未来が待っているわけではなく。。。
平凡にしか思えない? つまらないだけの?

いま・ここという場所に、探しているものの答えがある。。。

なんてすごいところにいるんだろう。。。

意識のなかで数分、数時間前の桜を思い浮かべながら、
そんなことを改めて感じました。

身体はそんな世界を感じるための受信機です。

せっかくすごい場所で生きているのだから、
それを最大限に感じとれるよう、心と体を整えていきませんか?

セルフメンテアンスという言葉には、そんな思いも籠められています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました! 
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2021/3/29配信)より転載

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