セルフメンテナンス流・自分を変える『修行』の極意とは?

今回のテーマは、 
「セルフメンテナンス流・自分を変える『修行』の極意とは?」。

日常のなかで、おなじことを繰り返していると、
時々ふっと外に出たいなと思うことがあるかもしれません。

日常に対する非日常。。。
旅をすることで非日常につながり、いつもと違う風を感じ、

「日常では見えなかった自分」

を再確認する。そして、また日常に戻り、いつもの生活を繰り返す。

こうした循環そのものが、セルフメンテナンス。
ただ食事を見直したり、リズムを整えたり。。。
それもすごく大事なんですが、
時には日常から離れ、いつもと違う空間で細胞に刺激を与えてみる。

宗教の世界ではそれを、

「修行」

と呼んでいるのかもしれません。

今回、インタビューに登場した大塚知明住職は、
空海が開いた真言宗のお坊さんで、修験道のエキスパート。

奈良県吉野にあるお寺(大師山寺)を守りながら、
修験道のメッカである大峰山などに多くの人を導き、
さらにはご祈祷や護摩行を行い。。。

はた目にはかなり厳しい修行も経験されているのですが、
すごいな〜と思うのは、まったく気負っていないところ。

「厳しい修行にチャレンジして、強い自分になろう」

修行というと、普通はそんなふうに思い詰めるところもありそうですが、
大塚さんいわく、

「先人たちが昔からやってきたことを、ただやっているだけ」。

なぜやっているのか?
それは、ほかならぬ自分自身が変化していくのが実感できるから。

「私は年間百数十名、大峰山へ連れていくのですが、一番のご利益は『自分が変わる』ということですね。
自分が変わるから、まわりの対応が変わるのでしょう」

同時に、こんなことも話されています。

「自分の願いごとをいくら祈っても、叶わないと言われています。
 それはなぜかというと、まわりの人の願いを叶えるための修行だからです。

 自分は病気でつらい、でも、まわりの子や孫が「おじいちゃん、今日学校でこんなことあったんだよ」と寄ってくれば、自分は不幸なままでも、幸せな気持ちになるでしょう?
 
 自分の体が思うように動かなかった場合であっても、まわりに幸せな人がいれば、たとえば、そういう人が365人いて、1人ずつ1日ごとにやって来たら、365日ずっと幸せなんですよ。これが、密教的な大乗仏教なんです」

そう、修行は自分のためのもののようで、
根底にはまわりの人の幸せを思う気持ちもある。

どちらかではなく、どちらも表裏一体でつながっている。

日常のなかで行き詰まってしまったら、
自然のなかに足を運んで、ゆっくりと呼吸しながら歩いてみる。

大塚さんの修行とは次元が違いますが、
でも、いつもと違う空間で、自己と他者の境界がゆるむだけで
肩の力が抜け、行き詰まっていた気持ちが薄らぎ。。。

「自分の幸せも他人の幸せも、根っこの部分はおなじ幸せ」

ふっと、そんなつながりが感じられるかもしれません。
大塚さんは厳しい修行を平常心でやれますが、
そこは無理に真似をせず。。。(というより、できないですね。笑)

「時には非日常の空間で、いつもと違うことをやってみる」

そうやって、自分なりに細胞に刺激を与えてみてはどうでしょう?
それもまた修行なのだとわかれば、
旅やリトリートの意味が違ってくるでしょう。

機会があったら、大塚さんのおられる吉野にご一緒したいですね。
まずは大塚さんのインタビューをご覧になってください。

人生はセルフメンテナンス。

自分の幸せは他人の幸せ。

それもまた真理、なのかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2022/3/10配信)より転載

メルマガ登録(無料会員登録)はこちら

Facebookグループ登録はこちらから

有料会員登録はこちら

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
自らの「体」と「心」と「脳(思考⇒行動)」を能動的にメンテナンスすることにより、
自らのポテンシャルを最大化させ、自分自身や社会の幸福度を高める。
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
 NPO法人 日本セルフメンテナンス協会
 〒151-0055 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-11 
 TEL:03-3354-3281
 HP: https://selfmaintenance.org/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━