ウェルビーイングってなんだろう?

さて、今回のテーマは、
「ウェルビーイングってなんだろう?」。

ここ数年で、ウェルビーイングという言葉を
よく耳にするようになりました。

皆さんも聞いたことがあると思いますが、どんな意味なのか?
セルフメンテナンス協会でも取り上げてきた、
WHO(世界保健機構)の憲章に次のような有名な一文がありますが。。。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、
 肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、
 すべてが満たされた状態にあることをいいます」

この英文にあたるのがこちら。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”

ここに、ウェルビーイング(well-being)という言葉が出てきますね。

そう、健康とは何かと問うた時、
浮かび上がってくるのがウェルビーイング。

でも、肉体的に、精神的に、社会的に「すべて満たされた状態」なんて、
かなりハードルが高いような。。。

そう感じる人もいるかもしれません。

でも、ここからは僕の解釈ですが。。。
ここでキーになるのは、

肉体ー精神ー社会

これらはすべてつながっている、連動しているということ。

つまり、すべてはバラバラではなく、
一つが整っていけば、それにつられて(?)ほかも整う。

逆に言えば、バラバラにとらえているかぎり、
高い山が3つもそびえていて、
とてもコンプリートできないな、となってしまうわけですね。

この感覚から抜け出すにはどうしたらいいか?

そこで大事になってくるのが、
「3つの山のまずどこに目を向けるか?」ということ。

セルフメンテナンスをやっている人なら
ピンとくると思いますが。。。

「肉体」

まずカラダ(肉体)を整えることで、ココロ(精神)も整う。
ココロとカラダが整えば、生活も仕事も整いやすくなる。

人と人のつながりも変化しはじめ、
自分を取り巻く世界が少しずつ変わっていく。

肉体→精神→社会

という順で少しずつ健康レベル、幸福度が上がっていく。。。
そのプロセスが大事なんだよと、
そういう文脈の中でウェルビーイングをとらえると、

「心地よく、幸福に生きるってどういうことか?」

抽象的になりやすい世界の輪郭がよりくっきり、
見えやすくなってくるのかなと思います。

で、見えやすくなってきたら、
そこからはもう、その景色に向かって少しずつ進んでいく。

山道も真っ白な霧のなかだと不安になりますが、
足もとに道が伸びていれば一歩一歩進んでいけますよね。

一歩一歩進んでいって、サーっと視界が開けて、
ずっと先の稜線まで見渡せたら、気持ちが晴れやかになって、

あそこまで向かってみよう!

そういう気持ちが湧いてきます。

道が見えなくなったり、間違っていないか不安になったら、
まずはカラダに目を向けて、

心地よさ

を取り戻すことを考えましょう。

食べて、旅して、話して。。。
いまの自分がやれることが、日常のどこかに必ずひそんでいます。

わからなかったら、少しだけ声を出して、
近くを歩いている人に、道を教えてもらいましょう。

大丈夫、聞いてくれる人、答えてくれる人は必ずいるから。

そうした日々の繰り返しのなかで、

「自分にとってのウェルビーイング」

がだんだん形になって、人生にリズムが生まれていくはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
一緒にセルフメンテナンスをして豊かな人生を創りましょう。

セルフメンテナンス協会・メールマガジン2022/4/21配信)より転載

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